ブリスターフェンダー交換その1

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ブリスターフェンダー交換その1

ドリフト教習所 自分でイジろう(DIY) ブリスターフェンダー交換その1

このシルビア、リアにブリスターフェンダーを貼り付けているのですが、パテ埋めしている部分が割れています。さらに前から見るとドアの後ろから突然広がっています。

反対側もこんな感じ。

しかも表面はうねっているし、一番気になるのは内部のフェンダー処理を適当にしていること。つまりこのブリスターフェンダーでツライチにすると内部(本物)のフェンダーにタイヤが接触してしまいます。 今回は一度ブリスターフェンダーを取り外して、フェンダーの切り上げをしてから再度取り付けします。

フェンダーを固定しているリベットを外します。

一本ずつ確実にリベットの頭を飛ばしていきます。

一応パテで固定しているため、強引に外していきます。

外れました。中はものすごく汚いです。元のフェンダーは折り曲げていただけです。早速フェンダーをカットしていきます。

カットする部分に印をつけます。


こんな感じでスパっとサンダーで切断しました。内側を残しておくのがポイントです。

内側のフェンダーには縦方向に切れ込みを入れます。

切れ込みを入れた内側のフェンダーを表面にめくり上げます。表面に出てきた部分に穴を開けます。

後はそのままドリルネジで締めてしまうのですが、本来はその後溶接して内側と外側のフェンダーをしっかり固定します。ボディーの強度を保つためです。 ただ今回は溶接機が無いため代わりにパネルボンドを使用してみました。このボンドは溶接並みの接着力と書いてあったので使用しました。値段はものすごく高価です。 さらに専用のコーキングガンも必要になります。今回コーキングガンは適当に製作しました。

パネルボンドガン自作

先にパネルボンドを流し込み、ドリルネジで締めこんで密着させます。これで切り上げ処理は完了です。ツライチまでタイヤを出しても問題はないでしょう。

まだ大事な作業が残っています。もともとブリスターフェンダーを固定していた穴をふさぐ必要があります。

この穴をふさぎます。先ほどのパネルボンドを使用します。

これはFRPの破片。無ければ適当に作ればいいと思います。ブリスターフェンダーを一回り小さく加工したので、その破片を使用しました。

こんな感じでペタリと貼り付けて完了です。全ての穴に対して行います。

表から見たらこんな感じでふさがりました。

一応反対側のフェンダーの切り上げ状態です。

今日の作業はここまでです。

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